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魅惑の温泉めぐり トルコ
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トルコの旅と食事と温泉と とるこのととと
イスタンブルTips ボスポラス・クルーズ とるこのとととプレビュー
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ロクムの老舗

整列してくれなくても...。

ロクムの老舗、ハジュ・ベキルの人たち。
2004年1月掲載

創業1777年の老舗、ハジュ・ベキル。観光客で賑わうエジプシャン・バザールのすぐ近く、昔から続いている可愛らしい店に、今日もロクムが並んでいます。

時間が止まったと錯覚するほど静かな店内で黙々と仕事を続ける人たち。エジプシャン・バザールの激しいセールスとはあまりにも違いすぎて、ひどく愛想がないと怒り出す人もいるかもしれません。

しかし寡黙な職人も、ひとたび話し始めるとトルコ人の本領を発揮してくれます。客好きで、愛想が良すぎて、暇乞いをする理由に困らされることでしょう。

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プラタナスの木の下

チャイの店がテーブルを並べる。

プラタナスの木の下に、心地よいテーブルがならぶ。
2003年10月掲載

長い夏時間が終わり、時計の針を1時間遅らすごろ、秋は通り過ぎて、プラタナスの木も枝だけになってしまいます。

晩秋の朝、乗り物がラッシュで混み合う時間帯を見送ろうと、チャイの店に立ち寄ってみました。夏の昼間は観光客でごった返すこの店も、冷え込んできた今朝はまだだれもいません。

夏、混みあう店で目を血走らせていた店員はいなくなり、迎えてくれたのはいつも観光客と店員のトラブルを取りなしていたおじさんひとりです。永らく立ち寄っていなかった客のことを、おじさんははっきりと覚えていました。

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ボスポラス

海峡の街らしい眺めを船から。

海峡の街らしい眺めを船から。
2003年9月掲載

ほどよく雲が浮かんだ青空と、海峡の両岸をつなぐ吊り橋、そして海につながった邸宅-ヤル-がならぶ、ボスポラスのよくあるひとこまです。

パンフレットやガイドブックには、必ずといってよいほど掲載される典型的なイスタンブル。トルコへ行ったことのない人でも、馴染みのあるカットかもしれません。

社交辞令の絵はがきのように「ありきたりの風景」であることは、誰もが認めるところです。けれどもひとたびイスタンブルを訪れれば、いつまで見ていても飽きが来ない不思議な魅力にとりつかれてしまいます。

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夏休み

ボスポラス・クルーズ、船縁の席。

ボスポラス・クルーズ、船縁の席。
2003年5月掲載

1時間半にわたって海峡をゆくボスポラス・クルーズの航海。ヴァプルの航路の中では、トップクラスの長距離線です。

座席がほぼいっぱいになる夏休みの週末。船が出るときは決まって「熾烈な椅子取りゲーム」が繰り広げられます。普段はおっとりした人々をなりふり構わぬゲームに熱中させてしまうのが、この海峡の魅力です。

それでもたいていは席にありつけます。スピードは結構速いのに、なぜかゆったりした気分になれるヴァプルの旅。船にも、人々にも、そして街にも、余裕が感じられることでしょう。

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