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チャイとカーフェ、そしてシガラ

チャイ

Çay:Cay

トルコでは一番飲まれている飲み物。インド亜大陸とは違いミルクで煮出したものではなく、ブラックティーである。香辛料も入れない。

高さ約5センチ、真ん中がくびれた小さなグラスで飲む。トルコ人は1日に少なくとも10杯以上、しかも角砂糖を大量に入れて飲む。角砂糖は少なくとも2個、3個入れることもごく普通。つまり、1日あたり30個前後の角砂糖を摂取することになる(驚愕)。

チャイは普通の紅茶に比べるとかなり濃いめであり、砂糖をまったく入れずに飲むのは辛い。普段砂糖を入れない場合でも、1個くらいは角砂糖を使った方がおいしくいただける。砂糖を入れたくない場合には薄めのチャイ、アチュク・チャイ(Açık Çay:Acik Cay)をリクエストすることもできる。

人の集まるところならどこでもチャイを飲める店チャイハネ(Çayhane:Cayhane)がある。

チャイハネでは店でチャイを飲めるようになっているのはもちろん、近所の商店や事務所にチャイの出前もしている。商店街や事務所の入ったビルには、チャイやカーフェの出前専門の店もある。客引きに捕まって引っ張り込まれた土産屋で出てくるチャイは、たいていこういう店から届けられたもの。さらに、店舗や事務所からは出前チャイ屋まで専用のインターホンでつながっていたりするから恐ろしい。大きな事務所では専属のチャイ係を雇っている。

とにかく、トルコ人の生活はチャイなしでははじまらない。スーパーで買い物をして、レシートを見てみるとわかるが、チャイに関しては消費税が8パーセントと、ほかの商品(15パーセント)に比べて安く設定されているほど。

エルマチャイ

チャイハネにはエルマチャイ(Elma Çay:Elma Cay)をはじめとして、フルーツ風味のチャイを冠する飲み物もある。比較的新しく登場した飲み物で、1980年代にはちょっとしたブームになっていた。

しかし、これらの飲み物に対する評判は芳しくない。添加物を嫌っていっさい口にしない人も少なからずいる。かつてはしきりに勧められたエルマチャイだが、ブームはすっかり過ぎ去った。一度も口にすることなくトルコを離れる人は多いと思う。

カーフェ

カーフェ

トルコ・コーヒー(テュルク・カーフェシ:Türk Kahvesi:Turk Kahvesi)は思ったよりも飲まれていない。黒海沿岸を中心に国内生産しているチャイと違い、コーヒーは輸入品。チャイよりも高いことが普通である(店では5割増程度)。

細かくひいたコーヒー豆を煮出し、小さいデミタスカップに入れて出される。砂糖を入れてから煮出すので、注文するときに砂糖の量を指定しなければならない。最初は中ぐらい、オルタ・シェケルリ(Orta Şekerli:Orta Sekerli)で試してみよう。ちなみに、砂糖の量少な目がアズ・シェケルリ(Az Şekerli:Az Sekerli)、多めがチョク・シェケルリ(Çok Şekerli:Cok Sekerli)。砂糖を全く入れたくない場合には、サーデ(Sade)。

シガラ

sigara

窓にはずらりとたばこが並ぶ

バスの中はじめ公共の場所は1997年から禁煙になり、喫わない人も少しずつ増えているようだ。しかしトルコ人のタバコ好きは相変わらず強烈である。どこも原則喫煙可と思ってよいほどなので、喫わない人は覚悟がいる。

誰かに会ったり、家に呼ばれたりしたときにはまずタバコを勧められる。このときに、交換に差し出せるタバコがあれば、コミュニケーションがスムーズに進む。日本製のたばこはトルコでは手に入らないので、タバコを喫わない場合でも何箱か持っていれば、なにかと重宝するはずだ。タバコを喫わないトルコ人も、オフィスの引き出しには必ず何箱か用意しているのが普通。

タバコをもらったら、できればこちらからも1本勧めてあげた方がよい。しかし持ち合わせのない場合には、少なくとも(相手のたばこに)火をつけるぐらいのことはした方がいいだろう。自分のタバコから火をつけようとするのはよろしくない。

旅行者にはほとんど関係のないことだが、トルコ人は決して目上の人(親、会社の上司etc.)の前でたばこを喫わない。そのせいで、家族連れでの旅行が多い時期、バスの休憩所の女子トイレはほとんど喫煙室になっているという噂。

トルコでは専売公社Tekelがたばこの生産、および販売管理をしている。キャメルやマルボロをライセンス生産しているほか、トルコ製のたばこでは2000(イキビン)と2001(これはイキビンビル)、Samsunあたりがポピュラーなブランド。