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ダルヤン

位置

泥湯温泉とごきげんな地中海

Dalyan

泥だらけの図

地中海西部、ムーラ(Muğla:Mugla)県のダルヤンには泥湯温泉があります。私、地中海リゾートにはチャラチャラしたイメージを勝手に持っていて小馬鹿にしていた節もあったのですが(反省)トルコ観光省が配っているパンフレット「Hot Springs & Spas Turkey」に載っている写真を見たとたん、どうしても行ってみたくなってしまったのがこのダルヤン。

行ってみると実際、結構チャラチャラしてはいます。でも温泉はなかなかいいし、食べ物もGood。ウミガメもやって来るという海は遠浅ですばらしく、一度ここで泳いだら日本の海はもういやになる。

街を流れるダルヤン川が地中海とキョイジェイズ(Köyceğiz:Koycegiz)湖をつないでいます。ダルヤン川に沿った崖には、石窟墓が残っていて不思議な風景。

観光地なので物価は安くはありませんが、決して法外な値段ではなく、妥当な値段でいろいろ楽しませてくれる、ボケーッとするにはいいところだと思いますよ。

温泉

着替えはこの巨大カゴで

目指す泥湯温泉はキョイジェイズ湖につながるダルヤン川の対岸。街の中心の川沿いからダルヤン・コーペラティフィ(Dalyan Kooperatifi:協同組合)の船を利用。お湯(というか泥)は写真を見てちょーだい。

泥湯温泉のほか、キョイジェイズ湖を遡ったところにはスルタニエ温泉がある。こちらは泥湯ではなく、湖の畔に建つ内湯。同じように船が出ているが本数は少な目。

宿泊施設

ペンションが主体。宿はたくさんあり、夏でも不自由はしない。料金の相場はシャワー付きツイン1部屋朝食込みで15ドル前後。宿によってはクーラーも付く。これは夏の料金で、冬ならもう少し値引きがきくと思う。私は街のメインストリートを南の方に進み、学校の先を右に曲がったところにあるオヌル・モーテル(Önur Motel:Onur Motel)に宿泊した。どちらかというと街の南側の方に静かな宿が集まっているようだ。

食べもの

レストランはたくさんあり、どこも酒ありなので満足。雰囲気が気に入ったのはオヌル・モーテルからずーっと南側に歩いて10分くらいのところにあるCaretta Caretta Restaurant。ダルヤン川の川べりのレストランで、対岸には遺跡というロケーション。料理も合格。お値段は酒込み、ひとり15ドル前後。

見どころ

海水浴場をはじめほとんどの見どころへは温泉へ行くときと同様、ダルヤン・コーペラティフィの船を利用する。英語の案内も充実しているので簡単。ただしシーズンオフには本数が減らされる。海水浴を楽しめるのはおおむね6~9月。5月、10月は微妙という話。

交通手段

約15km離れた街オルタジャ(Ortaca)がダルヤンへの入口。アンタルヤ、フェティエからイズミル方面への国道がこの街を通過している。どの方面からやってきても、ほとんどの場合オルタジャで乗り換え。オルタジャとダルヤンの間はミニバスがある。

オルタジャへはデニズリセルチュクから4時間前後、アンタルヤからは5~6時間。一番近い空港はボドルム(Bodrum)。しかしボドルムからオルタジャまでは4時間ぐらいかかり、ムーラで乗り換えが普通。