http://turkey.tabino.info/ (1):表紙
トルコ政府観光局(http://home.turkey.or.jp/)では観光資料と地図の郵送をしてくれる。知的財産権を尊重する立場からこの資料で地図を転載するわけにはゆかないので、旅行のプランを立てる際には是非とも入手しておいてほしい。格段に分かりやすくなる。
観光資料の内容は非常に充実している。写真もふんだんに使われており、目的地選びに最適。送料は負担しなければならないが、書籍を何冊も購入することに比べれば格段に安いのも魅力。政府観光局の資料と今読んでいるこの資料だけでも、トルコ国内の旅行はかなりの範囲をカバーできると思われる。
特に、日本語の観光資料を求める場合には必須。トルコに到着してからは入手が難しい。一方、英語やフランス語、ドイツ語など、日本語以外の観光資料については、トルコに到着してからも現地のツーリストインフォメーションで比較的簡単に入手できる。現時点では日本語に訳されていないものも多い。魅力的な目的地を探したい場合には要チェック。
情報センター出版局
旅行用に特化した絵解きの会話集で、日本では今までなかったカテゴリーと言える。はじめてのトルコ旅行には強力にお勧めする1冊。
従来の語学書とは性格がまったく異なり批判もあるが、旅行用途での使い勝手は非常に良い。細かい発音や言い回しなどは旅行中に身に付けてゆけばよい。
DK Publishing
大量のイラストや写真を使用して世界各都市を紹介するEyewitness Travel Guidesシリーズのイスタンブル編。
このシリーズのガイドブックはひとつひとつの都市を絵解きでわかりやすくイメージさせてくれる。ランドマークや市街の位置関係を直感的に把握できるので、出発前に見どころを知るだけではなく、イスタンブルの街を歩くときには極めて実用的なガイドブックとして使える。実際、この本を片手にイスタンブルを歩いているツーリストは相当に多い。
イスタンブルの街をじっくり見たい場合には、是非とも手に入れておきたい一冊。
DK Publishing
Eyewitness Travel Guidesシリーズのトルコ全体を扱ったタイトル。イスタンブル編と同様、写真やイラストはふんだんに使われており、装丁もきれいだ。街歩きに使えるイスタンブル編のような実用性には乏しいが、旅行前にイメージをつかむための書籍としてお勧めできる。
トラベルジャーナル
通好みなイスタンブル情報。実用性は今ひとつかもしれないが、充実した読み物であることは間違いない。じっくりイスタンブルを楽しみたいのならお勧め。
Insight Guides
実用的なガイドブックとは言えないが写真が豊富。そして、テキストで取り上げているトピックが面白い。トルコを知るための本としてお勧め。インデックス付きで情報も探しやすい。
トピックや訪問地は村上春樹の『雨天炎天』とかなり重なっている。写真の豊富なInsight Guidesを雨天炎天と同時に読むとイメージが湧きやすいと思う。
観光名所などを英語でどのように表現するかを知っていると、格段に旅行がしやすい。トルコに限らずガイドブックは英語のものを勧めている。アルファベット表記ならば本を指し示して目的地を聞くときにも便利。
一方、トルコ語に関しては日本語の参考書を選んだ方がよい。トルコ語の文法は日本語と近い一方、ヨーロッパの言語とはまったく異なっている。英語などが間に介在すると、かえって理解が難しくなる。
紹介している洋書は丸善や紀伊国屋といった大手の洋書を扱う書店なら、かなりの確率で在庫している。しかし、価格はAmazon.co.jpなどオンライン書店の方が安い。